TOP > 治療方法 > 自然治癒

自然治癒



頚椎ヘルニアは自然治癒で治ることも少なくありません。放っておいても治ることがあるのです。実はここ最近になって、頚椎ヘルニアが自然治癒された事例が数多く報告されています。

考えられる原因の一つとして、体の免疫細胞によって回復したという見方が強いようです。人間の体には免疫細胞があり、飛び出してしまった髄核を食べて、元の状態に戻そうとする働きをする細胞があると考えられています。

つまり、通常では飛び出していけない髄核を、体の中の免疫細胞が、元に戻す働きを促してくれるということです。これにより、頚椎の椎間板から飛び出してしまった髄核が、中に引っ込んだとものと考えられているのです。

これは、あくまで仮説であり、明確なものではありません。しかし今後、医学が発展することにより、このことも明確になっていくと思います。しかし、「病気を放置しておいて治るわけがない」と考える人がほとんどかと思います。

放置は厳禁という考え方は他の病気には当てはまりますが、頚椎ヘルニアの場合は一概にそうとは言えないのです。頚椎ヘルニアを完治させた人のうち、六割が自然治癒によるものだというデータも残っています。

しかし、排尿障害や麻痺といった症状が出ている方が自然治癒によって治るとは言えません。また、早期発見が出来ても、今までと同じ生活習慣では治りません。頚椎ヘルニアを治すには生活習慣の見直し、姿勢の改善が必要となってきます。

まず、痛みやしびれが酷い場合は、安静にすることを心掛けましょう。これは保存治療の基本となるものです。しかし、いつまでも安静にしていると頚椎ヘルニアは改善するどころ、悪化していきます。

これは、首周りを支えている筋力が低下することによるものです。頚椎ヘルニアを改善するには首周りの筋力強化は必要です。ですので、いつまでも安静にしているのではなく、痛みがある程度落ち着いてきたら、首のストレッチや筋力トレーニングなどを積極的に行うことが必要です。

そして次に、枕などにも気を遣いましょう。なるべく低い枕がいいと言われています。今使っている枕を叩いて低くしたり、バスタオルを重ねて枕代わりにするなどして、低い枕で寝ると首にかかる負担を軽減出来ます。

そして、机や椅子の高さを変えてみるなどして、なるべく首に負担のかからない高さを見つけましょう。このように、環境面に工夫を凝らすのも大切です。そして、普段から猫背にならないように気を付けましょう。また、頚椎ヘルニアは精神面にも大きく関わってきます。不眠や情緒不安定は悪化を促進させます。

病院によっては心療内科にかからなくても、睡眠導入剤や抗不安薬を処方してくれるところもあります。首に負担のかからない生活を作りあげ、姿勢にも気を遣い、更には精神的にもリフレッシュすることが大切なのです。自然治癒で治しておくと、再発の可能性も低くなってきます。

頚椎ヘルニア