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リハビリについて



頚椎椎間板ヘルニアの治療では、まず安静にすることが第一です。特に急性期の痛みの出やすい時期、神経症状が大きい時には出来るだけ横になったり、頚部のコルセットを装着するなどして、自然治癒の効果を少しでも高めることが大切です。

また、整形外科においては、頚椎椎間板ヘルニアの痛みが少なくなってきたら、リハビリを取り入れることが常です。リハビリにも色々と種類がありますが、代表的なものは、温熱療法です。

温熱療法は腰部の椎間板ヘルニアでも理学療法として用いられます。頚椎椎間板ヘルニアの場合も、頚椎を温めることによって血行を促進させ、筋肉の緊張を徐々に軽減させながら、頚椎椎間板ヘルニアの痛みの原因となっている様々な物質を取り除くことができます。

温めれば筋肉が弛緩していき、体のリズム感や動きも改善してきます。牽引は、首の牽引と安静を短時間で繰り返すことによって、筋肉に起きている痛みを取り除き、また頚椎への圧迫を伸ばすことで軽減させることができます。

腰部の椎間板ヘルニアでも注意しなければならないことですが、症状が軽い場合でも、痛みが比較的頻繁に出ている時期には、牽引をすると症状が悪化してしまう場合も多いため、安定期にのみお勧めできるリハビリ方法です。

その他の方法としては、最も一般的なストレッチや筋力トレーニングです。ストレッチは首を色々な角度に曲げたり色々な方向に動作させることで筋肉をほぐしていきます。

例として、首を横に曲げながら反対側の方を下側に下げる、というようなものがあります。これを数回繰り返すだけでも、ストレッチの効果はかなり期待できます。また、とても簡単な方法ですので、出来れば毎日取り入れることを推奨します。

また、筋力トレーニングでは、頭にタオルをあて、互いに対側の方向へ力を込めるという方法があります。実際は首からかかる力を抑えるために力を入れることになります。

その他の方法として、ソファーやテーブルなど、自重をかけても大丈夫なものに仰向けになるようにして寝て、首を少し出した状態で体をキープします。そして、首が飛び出した状態から、少しずつ首を反っていきます。

首が反れる限界のところまで行ったら、今度はそのまま首に負荷をかけながら、少しずつ起き上っていきます。この運動を10回2セット程度を毎日行うと、とても効果がありますので、お薦めです。

また、スポーツ選手が首を鍛えるためによく、20キロ程度の米俵を首に乗せ鍛えるという方法もありますが、無理をすると返って症状を悪化させてしまうこともありますので、今お伝えした方法で、頚椎椎間板ヘルニアのリハビリとしては、十分かと思います。

頚椎周りの筋力トレーニングは、再発や予防のためにも有効ですので、頚椎椎間板ヘルニアを発症しやすい体質の方は、定期的に実施することをお薦め致します。

頚椎ヘルニアについて